複素積分と理論生物学

私は、大学生の頃に一番好きだった数学は、間違いなく複素関数論でした。 複素関数論は、非常に深淵で美しい理論が完成されていて、実解析では想像すらできないような 非常に美しく、かつ便利な定理がたくさんあります。

しかし、複素関数論は、理論生物学の研究において用いる機会が少ないです。 なぜなら、理論生物学の研究においては、複素関数論を用いるよりも、実解析や線形代数、確率論などの方が圧倒的に有用だからです。 ところが、学位を取って早10年。複素関数論は理論生物学でもめっちゃ必要かつ便利やんけ!と思うようになりました。 コーシーの積分公式。コーシーの積分定理。留数定理。このあたりは、一度学ぶと定着させることができるので、学部生の間に複素関数論を学んでおくべきだと思うようになりました。 アールフォルスの教科書が有名ですが、私はアルフケン・ウェーバー・ハインの教科書が好きでした。 やはりどんな数学も理論生物学に役に立つものです。

ちなみに 私が数学科の学生として卒業できたのは、たまたま優秀な成績をおさめた複素関数の単位があったからです。感謝。

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